さあ、はじめましょう。今日はイソップ物語のなかでも特に有名なうさぎとカメの話です。
簡単な英語に直したものを利用して、そこから英単語、文法を学びながら、
何度も何度も聞いて、マネをして、最終的には日本語の意味を考えなくても話がわかるようになるくらい繰り返しましょう。
はい、頑張ります。英語は繰り返しが一番大事ですもんね。
レッツイソップ!
The Hare was bragging about how fast he was.
“I have never lost a race,” he said.
“Who wants to race with me?”
The Tortoise said, “I will race you.
“The Hare laughed. “That’s funny! I can run circles around you.”
“Don’t brag until you win,” said the Tortoise. “Let’s race.”
They agreed on a race course, and the race began. The Hare ran very fast and soon was far ahead. He decided to take a nap because he thought the Tortoise was too slow.
The Tortoise kept walking slowly but did not stop.
When the Hare woke up, the Tortoise was almost at the finish line.
The Hare ran as fast as he could, but he was too late. The Tortoise had won.
The Tortoise said, “Slow and steady wins the race.”
音声は↑で確認してください。
それでは、単語リストをのせておきます
簡単すぎる単語もあるかも知れませんが、一応入れています
Hare – ウサギ
Bragging – 自慢している
Brag – 自慢する
Fast – 速い
Race – 競争
Lost – 負けた
Wants – 望む
Tortoise – カメ
Agreed – 合意した
Course – コース
Began – 始まった
Far – 遠く
Ahead – 先に
Decided – 決めた
Nap – 昼寝
Thought – 思った
Slow – 遅い
Kept – 続けた
Walking – 歩く
Did not stop – 止まらなかった
Woke up – 目を覚ました
Almost – ほとんど
Finish line – ゴールライン
Could – できた
Too late – 手遅れ
Won – 勝った
Slow – ゆっくり
Steady – 着実に
Wins – 勝つ
文法の説明もお願いします
はい、行きますね。これも簡単すぎることもあるかもしれませんが、一応入れています
The Hare was bragging about how fast he was.
- The Hare: 主語 (名詞)。ウサギが話の主役です。
- was bragging: 過去進行形。ウサギが「その時に」自慢していたことを表しています。進行形は「〜していた」と、動作が進行中であることを表します。
- about how fast he was: 「彼がどれだけ速いかについて」という意味の従属節(how節)。”how fast” が疑問詞の使い方で、「どれだけ速いか」を表します。
“I have never lost a race,” he said.
- I have never lost: 現在完了形。過去から現在に至るまで「一度も負けたことがない」という意味です。現在完了形は「過去の経験」や「継続」を表すことができます。
- a race: 不定冠詞「a」がついた単数形の名詞。「競争の一つ」を意味します。
- he said: 直接話法で、セリフの引用を示します。過去形の「said」は「言った」を表します。
“Who wants to race with me?”
- Who wants: 疑問文で、主語「誰」が「競争したいか」を尋ねています。主語疑問文なので、「Who」がそのまま主語の位置にあります。
- to race: 動詞「race」の不定詞形。「競争すること」を表します。
- with me: 前置詞句。「with(〜と一緒に)」+代名詞「me(私)」で、「私と一緒に」を意味します。
The Tortoise said, “I will race you.”
- The Tortoise said: 主語「カメ」と動詞「言った」の過去形。「カメが言った」を表します。
- I will race: 未来形。未来に「競争する」という意図を表すために「will」を使っています。
- you: 目的語。「あなたと競争する」を意味します。
The Hare laughed. “That’s funny!”
- The Hare laughed: 主語「ウサギ」+動詞「笑った」の過去形。シンプルな過去の出来事を表します。
- That’s funny!: 短縮形「That is」が「That’s」になっています。直訳すると「それは面白い!」となります。
I can run circles around you.
- I: 主語。「私」を表す一人称単数代名詞。
- can: 助動詞。「〜できる」という意味を持ち、能力や可能性を表します。この場合、「私は(〜することが)できる」という意味です。
- run: 動詞の原形。「走る」という意味の動詞。「can」の後には動詞の原形が続きます。「can run」で「走ることができる」という意味です。
- circles: 名詞の複数形。「円」という意味で、「circles around you」で「あなたの周りに円を描いて(走る)」という比喩的表現になります。この場合、ウサギがカメの周りをぐるぐる走ることができる(つまり、圧倒的に速い)という意味を持ちます。
- around: 前置詞。「〜の周りに」という意味で、「circles」とともに「あなたの周りに円を描いて」というイメージを作ります。
“Don’t brag until you win,” said the Tortoise.
- Don’t brag: 命令文。否定命令形は「don’t」を使って「自慢するな」という意味を作ります。
- until you win: 接続詞「until(〜するまで)」が使われており、「勝つまで」の意味を付け加えています。
- said the Tortoise: 動詞「said」が主語「the Tortoise(カメ)」の後に来る倒置形。会話文ではよく使われるスタイルです。
Let’s race.
- Let’s: 「Let us」の短縮形。提案や誘いをする際に使われる表現です。「〜しよう」という意味を持ちます。ここでは、「私たちに〜させて」という意味で、友好的な誘いを表す言葉です。
- race: 動詞の原形。ここでは「競争する」という意味です。「Let’s」の後には動詞の原形が続き、「私たちで競争しよう」という意味を作ります。
They agreed on a race course, and the race began.
- They: 主語。代名詞「they」は「彼ら」を指し、複数の人物や動物(この場合はウサギとカメ)を表しています。
- agreed: 動詞の過去形。動詞「agree(同意する)」の過去形で、「同意した」という意味です。文全体が過去の出来事を描写しているため、動詞は過去形になっています。
- on: 前置詞。ここでは「on」は「〜に関して」という意味で、「race course(競争コース)」に同意したことを表します。動詞「agree」は「on」と共に使われることが多く、「agree on something(何かに同意する)」というフレーズを作ります。
- a race course: 名詞句。「a」は不定冠詞で「1つの」を表し、「race course」は「競争コース」という意味です。「a」を使うことで特定のコースではなく、単に「競争用のコース」を指しています。
- and: 接続詞。2つの文(「They agreed on a race course」と「the race began」)をつなげています。and は「そして」という意味を持ち、同じ時間軸上で続く出来事を表します。
- the race: 名詞句。「the」は定冠詞で、「特定の競争」を指しています。すでに話の中で「競争」が何であるか明確になっているため、ここでは「the」が使われています。
- began: 動詞の過去形。動詞「begin(始まる)」の過去形です。「競争が始まった」という意味を持ちます。過去形を使って、物語の出来事がすでに起こったことを伝えています。
The Hare ran very fast and soon was far ahead.
- ran: 「走った」の過去形。
- very fast: 副詞句。「very」は「fast」を修飾して「とても速く」となります。
- soon was far ahead: 副詞「soon(すぐに)」が「was(〜だった)」に続き、「far ahead(遠く先に)」という位置関係を表しています。
He decided to take a nap because he thought the Tortoise was too slow.
- He decided to: 動詞「decide(決める)」の過去形+不定詞。「〜することを決めた」という意味です。
- take a nap: 「昼寝をする」という熟語表現。「nap」は名詞で「昼寝」。
- because: 接続詞。「なぜなら」という理由を表す言葉。
- he thought: 動詞「think(思う)」の過去形で、「彼は〜だと思った」という意味。
- the Tortoise was too slow: 「カメは遅すぎる」という文。形容詞「slow(遅い)」を「too(〜すぎる)」で修飾しています。
The Tortoise kept walking slowly but did not stop.
- kept walking: 動詞「keep(続ける)」+動詞の現在分詞「walking(歩く)」で、「歩き続けた」という意味です。
- slowly: 副詞。「ゆっくり」という意味で動詞「walking」を修飾しています。
- did not stop: 否定の過去形。「止まらなかった」という意味。助動詞「did」を使うことで、否定文を作ります。
When the Hare woke up, the Tortoise was almost at the finish line.
- When: 接続詞。「〜の時」を表し、時を示す従属節を作ります。
- the Hare woke up: 主語「the Hare(ウサギ)」+動詞「wake up(目を覚ます)」の過去形。
- the Tortoise was almost at the finish line: 「カメはほとんどゴールに到達していた」。almost(ほとんど)が「at the finish line(ゴールラインに)」を修飾しています。
The Hare ran as fast as he could, but he was too late.
- The Hare: 主語。「The Hare」は特定のウサギを指しており、物語の主人公である「ウサギ」を示します。定冠詞「The」が使われているため、話の中ですでに言及されたウサギを指します。
- ran: 動詞の過去形。動詞「run(走る)」の過去形で、「走った」という意味です。物語が過去形で語られているため、過去形が使われています。
- as fast as he could: 比較表現。「as ~ as …」は「…と同じくらい~」という意味で、ここでは「as fast as(できるだけ速く)」を使って「彼ができるだけ速く走った」という意味を作っています。
- as fast as: 「できるだけ速く」という比較のフレーズ。
- he could: 主語「he(彼)」と助動詞「could(〜できた)」を使い、「彼ができる限りの速さで」を表しています。
- but: 接続詞。「しかし」という意味を持ち、前の節と後ろの節に対比を示しています。ここでは、ウサギができるだけ速く走ったけれども、間に合わなかったことを表しています。
- he was too late:
- he: 主語。「彼」を指します。
- was: 動詞「be動詞」の過去形。状態を表し、ここでは「彼は〜だった」という意味になります。
- too late: 形容詞句。「too(あまりにも)」+「late(遅い)」で、「遅すぎた」という意味を表しています。ここでは、「あまりにも遅かったため、間に合わなかった」という意味を持ちます。
The Tortoise had won.
- had won: 過去完了形。カメがゴールした時点よりさらに過去の時点で「勝利していた」ことを表します。過去完了形は、2つの過去の出来事のうち、先に起こった出来事を表すのに使います。
“Slow and steady wins the race.”
- Slow and steady: 両方とも形容詞。「ゆっくり」と「着実に」を意味します。
- wins the race: 現在形で一般的な事実を表しており、「競争に勝つ」という意味。
それでは最後に、ちょっと気になって調べたことを書いておきます。
Tortoise は陸生のカメ、Turtle は水生のカメ。
Hare は野生で速く走り、単独行動するノウサギ。Rabbit は群れで生活し、穴を掘るウサギ。
あ、それ、僕も気になっていました。ありがとうございます!
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